last updated 9.9.99 by CmdrTaco
この文書は Slashdot の膨大なコメント部分を支えているモデレーションシステムの説明です。ユーザーとモデレータの両方の視点から、どのように作動する(または作動しない)かと、システムの簡単な歴史を説明します。動作は常に流動的で、変更になる場合があります。
お気付きのとおり Slashdot にはたくさんのコメントがあります。 1 日あたり数千、1 ヶ月あたり数万になることもあります。どの時点でもデータベースは 40,000 超のコメントを保持しています。各々の記事は千のリプライを持つことができますが、実際にコメントがそれほど多くなることはありません。実際のところ、全くひどいものはいくつか減らされて−−でも、その他は本当に宝石です。
モデレーションシステムは、パイプを通る流れのような情報のよどみない流れから宝石とクソを選別するためにデザインされています。そして、それはサイトの読者に委任されるどの場所でも可能です。
ゴールは、個々の読者がそのレベルに応じて Slashdot を読むことができるよう適切に処理されることです。せっかちな人はコメントを省いて記事だけを読むことができます。ある人は最も評価の高いコメントだけを読みたいでしょう。ある人は匿名の投稿を省いて読みたいでしょう。さらに別の人は「最初のポスト!」からスパムまで、すべてのデータを細大漏らさず読みたいでしょう。このシステムはそれらを可能とするように作られています。あるいは、少なくとも、そうできることを目指して…
私たちがそこへ到達した過程は、このシステムを理解するために役立つでしょう。それは無計画なものではなく、試行錯誤の連続でした。私たちは常に調整し変更し知恵を絞り、さらに効率的でさらに公正なシステムを作ろうとしてきました。
最初の Slashdot は小さいものでした。私達は 1 日ごとに数十の良い投稿を得ていました。意識は高くノイズは少なかったのです。私達の誰にとっても、モデレーションは不要でした。それがあるとき世界が一変してしまったのです。日ごとに私達は成長し、さらに多くのユーザーを抱え、投稿されるコメントの数も増大しました。そうこうしているうちに多くのユーザーはシステムを悪用する新しい攻撃方法を発見しました。執筆者が取り得る1つの解決策は迷惑なコメントの削除です。しかし、さらにシステムが成長すれば私達は決して維持してゆくことができないと考えました。
そのために私たちは助けてくれる人々をほんの少し、だいたい 25 人くらい選び出しました。彼らにはコメントにポイントを追加するか、または減らすだけの単純な権限だけが与えられました。これら勇者たちの主な役割は、スパム、First Post、およびフレームの種を取り除くことでした。加えて、彼らは腹立たしいゴミを見つけたときにそれをつまみ出します。
システムはだいたい機能しましたが、Slashdot が成長し続けて日々の投稿が数千になると、25 人で間に合わないことは明白でした。私たちがもっと必要なのは明らかです。
そこで私たちにできる事は、さらに多くの人々を選ぶことです。最初の 25 人のモデレータと同様に、私たちは 400 人以上を選び出しました。私たちは、良いコメントを投稿した 400 人を選び出したのです。Slashdot のコメントは軽薄でたるんだものになりました。一部の人々がその横暴さゆえに即座にアクセス権を剥奪されましたが、数ダースの新しいモデレータたちは落ち着きました。
この時から私はモデレータにパワーに乱用させないように制限する方法の実験を始めました。25 人なら目は届きやすいのですが、400 人となると別です。私はある日、もっと細かい制御に基づくアクセスを、もっと多くの人々に与えたいと考えました。モデレータが追加したり減らしたりするポイントを基本的に数百から数十に減らしたのです。
時が経ち、私は次の段階:大量のモデレーションに取り組みはじめました。私は多くのモデレータをからたくさんのことを学びました。一人の不正による腐敗を防止するためには、全員の権限を制限しなければならないことを私は知りました。そこで私たちは次のステップに取り組みました:
現在は定期的な Slashdot 読者であれば誰でもモデレータの資格を持っています。。それには各種の要因が評価されますが、Slashdot にログインしてコメントをブラウズしている時、あなたには時々モデレータとしてのアクセス権が与えられるでしょう。心配は不要です−ただ、この文書を読み進んで、何をどうすればいいのか学んでください!
誰にモデレートを許可するか:それはたぶん処理の中で最も難しい部分です。一つの意見として多くの人々は『誰にでも』と言います。しかし乱用される可能性が相当に大きいので、私はそれを避けるほうを選びました。代わりに私は、誰がモデレータに適格かを決定するために少しの簡単なルールをセットアップしました。
こうして結果的に Slashdot に積極的に貢献してくれる平均的(と思われる)適格なユーザーが残ります。一定の時間ごと(実際には 30 分ごと)にシステムは投稿されたコメント数をチェックし、それに比例した量の「トークン」を適格ユーザーに与えます。どのユーザーでも一定数のトークンを取得するとモデレータになれます。これはアクセス頻度に応じて多角的に適性を判断するのに必要な方法です。それはすべての利用者を対象に作動し、誰にもシステムを乱用させず、『定期的』な読者(いくらかランダムな初心者は除く;)だけをモデレータにします。
モデレータのアクセス権が与えられると、その作業用にいくらかのポイントが与えられます。コメントをモデレートするたびにポイントは差し引かれます。ポイントを使い果たすと終了ですが、次回までにポイントは補給されます。
モデレーションはコメントの次に表示されるドロップダウンリストから選択して行います。記述子には「フレームの元」や「参考になる」のようなものがあります。悪いほうはコメントのスコアを 1 ポイント減らし、良いほうはコメントのスコアを 1 ポイント増やします。すべてのコメントは -1 から 5 の絶対値の範囲内で採点されます。ログインしたユーザーの初期値は 1(とはいえ、これは論議への全投稿数に基づいて 0 から 2 まで可変)であり、匿名のユーザーの初期値は 0 です。
モデレータはある論議内でモデレータと投稿者の両方として関与することはできません。それはシステムに関してよくある論議の一つですが、これは乱用を防止するので私はそれに固執しています。自由な投稿のために、モデレートに関しては十分な慎重さが求められます。
もし 3 日間のモデレーション期間が終了した場合ポイントは使われません。それはプールに戻されいつか再びアクセスするときに使われます。
ポイントを下げるよりも上げるほうに集中してください。現実のゴールは面白くて良質なものを見つけて他の人にそれを読ませることです。個人的な政策を推進しないでください。あなたの意見を判断基準にしないでください。これに関しては公平であるように努力してください。単にコメントの意見に賛同できないとしても、それを区別する正当な理由になりません。ゴールはアイデアを共有することです。干草の山をふるいにかけて針を見つけ出すように。そして、子守りをするように Slashdot のスパムチェックをしてください。
あなたがこの文章を読んでいるということは、すでに正しい道を歩んでいるということです。
中には不当にモデレートされるコメントもありますが、多くのモデレータは公平にモデレートするように努力しています。しかし不当なモデレーションにも対策が必要と考え、メタモデレーションという システムを導入しました (メタモデレーションとは、モデレーションをモデレートすることです)。
そうは考えていません。なぜなら、スコアが低くてもコメントが削除されることはないからです。生のノーカット版スラッシュドット がお好みの方は、しきい値を -1 に設定してお楽しみください。モデ レーション システムは、毎日投稿される何千ものコメントを分類して、ディスカッションの中から英知をすくい取ろうという試みです。 すべてのコメントはそこにあります。ちょっと設定を変えればいいだけです。
カルマとは、主にあなたのコメントが過去にどのようにモデレートされたかを表すスコアです。過去に投稿したコメントが良い評価を 受ければカルマは 1 ポイント上がり、悪い評価を受ければ下がります。
それ以外にも、あなたが ストーリーをタレコんで、それを我々が 採用することにした場合はカルマが上がります。さらに、 メタモデレーションによってもカルマが変わります。これは、良質なモデレーションを奨励し、悪質なモデレータからアクセス権を剥奪するためです。
(注意:"カルマ"よりも"徳"のほうが日本語としては正しい気もしますが、本家でカルマを使っているのですからカルマなのです ;) )
できると思いますよ。システムを動かすには 3 日間という制限が必要なんです。いつまでもポイントを持てるとしたら、アジェンダをプッシュしたいディスカッションが出てくるまで貯金してしまうでしょう。ポイントは別に使わなくてもよいです。ポイントはタダだし、全部使ってくれるユーザが大勢いるので。
基本的に以下のシナリオに沿うからです:
このシナリオでは、モデレータアクセスがユーザーが望むままに持続的に簡単に許可されているようです。しかし、単にポイントを取り戻すことは拒否されるので、これは不可能です。
dkh2 がタレコんだストーリーを紹介します。読者にとって役立つ情報だと思うので。
カルマを高める 10 のヒント:
これはシステム開発です。それが完成することは決してありませんが、将来バージョンのモデレーションシステムに組み込むために現在考慮中のアイデアがあります。それは実現しないかもしれません。私は特に不精者なので何もしないほうが好きです! しかしそれがベストだと決意すれば何とかしてそれを実装します。
この「モデレーションガイドライン」は,NOM さんの翻訳を参考に(というか,前半はほとんどそのまま)作成しました.ありがとうございます.