Firefox 8.0リリース、Twitter検索機能やアドオン制御機能の強化などが特徴

 Mozillaは11月8日、Webブラウザ「Firefox 8.0」を公開した。WindowsおよびMac OS X、Linux(x86)向けバイナリがMozillaのWebサイトからダウンロードできるほか、Android版もAndroid Marketでリリースされている。

 Firefoxは6週間おきのリリースサイクルで新バージョンが公開されており、今回のリリースもこれに従うものとなる。大きな変更点としては、外部プログラムによってインストールされたアドオンがデフォルトで無効化されるようになった点や、検索バーからのTwitter検索サポートなどが挙げられる。

 Firefoxではユーザーが明示的にアドオンをインストールするだけでなく、外部のアプリケーションからもアドオンをインストールできる。しかし、アドオンはFirefoxに関連する広汎な情報にアクセスできるため、不具合が発生したりプライバシ情報が盗まれる可能性があった。Firefox 8.0では外部プログラムによってインストールされたアドオンはユーザーが明示的に有効化しない限り無効化される。また、過去にインストールしたアドオンについては、初回起動時にアドオン選択画面が表示され、それらを有効にするかどうかを選択するダイアログが表示される。

 また、日本語を含む一部言語版では検索バーに「Twitter」が追加され、Twitterの全文検索やハッシュタグ検索、ユーザー検索などが可能となった。タブ関連の仕様も改良され、アニメーション効果が改善されたほか、タブの選択時にページを読み込む設定が追加された。セッション復元時の起動時間を改善できるという。

 そのほか、WebGLでクロスオリジンリソース共有(CORS)対応やHTML5コンテキストメニュー対応、WebSocket対応の強化、AudioとVideo要素利用時の性能改善などが行われている。

 そのほか、Android版ではユーザー名とパスワード保護機能「Firefox Master Password」も加わっている。

Mozilla
http://www.mozilla.com/

Android MarketのFirefoxページ
https://market.android.com/details?id=org.mozilla.firefox